和尚のひとりごと№1678「六時礼讃 初夜礼讃88」
和尚のひとりごと№1678「六時礼讃 初夜礼讃88」
身心無諸苦痛 身心快楽 如入禅定
聖衆現前 乗仏本願 上品往生 阿弥陀佛国
【読み下し】
身心に諸の苦痛なく、身心快楽にして、禅定に入るが如く、
聖衆現前し、仏の本願に乗じて、阿弥陀仏国に上品往生せん。
【意味】
その身心に苦しみなく、穏やかで心地よく、禅定の境地へと入っていくように、
眼前に尊き仏・菩薩現れ、御仏の願いに乗じて、阿弥陀佛の浄土へと最も勝れた往生を遂げられますように。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。